【大逆転と悲劇】事業承継M&Aの成功・失敗事例!売却価格を分ける「3つの落とし穴」と磨き上げの極意

「うちの会社は赤字で借金もあるから売れるわけがない」
「高齢だから廃業するしかない」
 
もし今、少しでもそうお考えなら、ちょっと待ってください。実は、決算書の数字が悪くても、事前の準備次第でM&Aで高値売却できるケースは少なくありません。逆に、業績が絶好調でも「M&Aの知識がない」というだけで、従業員や顧客を路頭に迷わせてしまう失敗事例も後を絶たないのが現実です。
 
この記事では、実際の事業承継M&Aにおけるリアルな成功事例・失敗事例をご紹介します。会社の「見えない価値」を引き出し、後悔しないバトンタッチを実現するためのポイントを事例を交えてご紹介します。

【大逆転の成功事例】赤字・債務超過でも「見えない価値」で高値売却!

会社の価値は、決算書の数字だけでは決まりません。事前の準備である「磨き上げ」によって無形の企業価値を発見し、まさかの高値で売却を成功させた2つの事例をご紹介します。

成功事例1:利益ゼロ・借入数千万の「旅行会社」が9000万円で売却!

ほぼ利益はゼロ、だけど9000万で会社を売却できた理由

・会社の状況
売上1億円ですが、利益はほぼゼロ。さらに、銀行から数千万円の借入金がある旅行会社でした。社長は65歳まで社長業の継続を希望していました。
 
・高値で売却できた理由
この会社は「学生の海外ホームステイ先の紹介」を事業としており、磨き上げの中で「きちんとメンテナンスされた数千件ものホームステイ先リスト」という圧倒的な強み(無形の企業価値)を発見しました。
 
・結果
このリストを活用して新たなビジネスチャンスを見出した大手旅行会社へ、9000万円で売却が成立。さらに、社長は売却額とは別に、5年にわたって毎年2000万円の社長報酬を受け取る条件まで叶えました。

成功事例2:倒産寸前!債務超過の「システム会社」が2000万円で成約!

・会社の状況
売上1.2億円で長年の業績不振により債務超過と赤字に陥り、近い将来に倒産の可能性もあるシステム会社でした。
 
・高値で売却できた理由
財務諸表からは強みが見えませんでしたが、フィールド調査により、「優秀なSEやプログラマーが定着(平均勤続5年以上)しており、しかも相場より一人当たり約200万円も安い賃金で働いている」という、買手にとって非常に利益が出やすい超リアルな強みを発見しました。
 
・結果
同業のシステム開発会社に2000万円で売却。5000万円あった借入金も買手企業が負担することになり、経営者はすべての負債から解放されるというまさに救済策となりました。

【悲惨な失敗事例】黒字でも「知識不足」で廃業…顧客の7割を失う悲劇

逆に、会社に十分な価値があるのに、知識不足ゆえに最悪の結末を迎えてしまったケースもあります。

失敗事例:売上4億の優良「広告デザイン会社」が、まさかの廃業

売れる可能性があったのにタイミングを逃して廃業

・会社の状況
大手電機メーカーの商品や、大手スーパーのプライベートブランド商品のパッケージなど幅広く手掛け、広告業界でも定評のある売上4億円・従業員20名の優良デザイン会社でした。
 
・失敗の理由
高齢になった社長はM&Aの知識がなく、「高齢=廃業」と単純に判断してしまいました。同業者が「従業員ごと譲ってほしい」と接触した時には、すでに社長は廃業を決め、デザイナー達も辞めてしまった後でした。
 
悲惨な結果
その結果、退職したデザイナー5名で新会社を立ち上げましたが、新会社に継続してくれた大手取引先は3割程度(既存顧客の7割を喪失)という結果に。もし「従業員が会社を買う」などのM&Aを知っていれば、社長は創業者利益を得て、従業員も取引先をそのまま引き継げたはずです。

【要注意】M&Aでトラブルが急増している「3つの明確な理由」

現在、中小企業でもM&Aが活発になっていますが、裏では売却後に後悔したり損をしたりするトラブルが急増しています 。その理由は主に以下の3つです。
 
1)売手企業に「知識・情報・経験」がない
先ほどの失敗事例のように、会社売却の選択肢や正しい進め方を知らないために、不当に安く買い叩かれたり、自ら優良企業を潰してしまうケースが多発しています。
 
2)「M&A会社の選び方」を間違えている
M&A会社には「仲介会社」と「アドバイザリー(助言)会社」があります。仲介会社は売手と買手双方から手数料をもらうため利益相反の問題を抱えており、交渉を早くまとめるために妥協点を探り、結果として売却価格が安くなってしまうケースがあります。
 
3)会社を高く売るための「事前の準備(磨き上げ)」をしていない
目に見える利益だけではなく、特定の顧客リスト、従業員のスキルや定着率、ニッチなシェア、企業風土など「数字ではわからない会社の価値」を事前に洗い出していないと、買手企業に自社の本当の魅力をアピールできません。

事業承継M&Aに関するよくある疑問(Q&A)

Q. 価値を見つける「磨き上げ」は、どこのM&A会社にお願いしてもやってくれますか?
A. いいえ、すべてのM&A会社が実施するわけではありません。
磨き上げを実行できない、あるいはあえてしないM&A会社もあるため、面談時に必ず「磨き上げの具体的な実績」を確認することをおすすめします。
 
Q. うちの会社は規模が小さいですが、それでも強みは見つかりますか?
A. はい、ほとんどの会社で見つけることができます。
最近では規模が小さくても「特長のある会社を買いたい」という買手企業が増えています。規模が小さく赤字であっても、財務の数字以外の価値が評価されてM&Aが成立することは珍しくありません。

まとめ:M&A成功の第一歩は「磨き上げ」の実績があるパートナー選びから

会社売却が成功するかどうかは、たとえ同じ会社であったとしても、事前の準備の仕方ひとつで全く違う結果になります。
 
財務上の価値だけではなく、無形の価値を洗い出し、自社の強みを把握する「磨き上げ」こそが、最も良い条件で会社を次へバトンタッチするためのポイントです。
 
アドバンストアイでは長年、事業承継M&Aにおける磨き上げに取り組んでまいりました。豊富な実績を持つコンサルタントが、御社に眠る価値を見つけ出し、好条件での売却を全力でサポートいたします。まずは、お気軽にご相談ください。

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