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アドバンストアイには大手上場企業から、中堅企業、小規模企業まで、さまざまな売上規模の会社のM&Aを手がけてきました。
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M&Aは企業の成長を加速させる強力な手段ですが、実際には「買収後に業績が悪化した」「期待したシナジーが得られなかった」という失敗事例が後を絶ちません。
一般的に「M&Aの7割は失敗する」と言われる背景には、準備不足や見通しの甘さなど、いくつかの共通した原因が存在します。
この記事では、M&Aで多くの企業が陥りがちな7つの失敗パターンと、それを未然に防ぐための具体的な対策について解説します。
目次
なぜ、多くのM&Aは期待された成果を上げられずに終わるのでしょうか。実は、失敗する企業にはいくつかの共通点が見られます。
M&Aを検討中の方にとって、これは決して他人事ではありません。これから挙げる項目に自社が当てはまらないか、ぜひご確認ください。
「なぜ、今回のM&Aを行うのか?」
この質問に、役員全員が即答できないなら、そのM&Aは危険な状態だと言えます。「目的が曖昧であること」は、失敗に至る最も古典的で、最も根深い問題です。
M&Aは、企業の成長戦略を実現するための「手段」に過ぎません。
目的がなければ、買収後に「この会社と、どうやって事業提携を進めればいいんだ?」と現場では誰もが戸惑い、ましてやシナジーを生み出すことは難しいのではないでしょうか。
「わが社の販売網と、A社の技術力を組み合わせれば、売上は3倍になるはずだ!」
このようにM&Aを検討中の段階では、順風満帆な未来を描きがちです。エクセルシート上では、クロスセルによる売上増、間接部門の統合によるコスト削減など、数字の上では完璧なシナジー効果が描き出されます。
「こうなったらいいな」という希望に基づいた計画は、現場の現実を把握できていないことがほとんどです。
「そもそも、両社の顧客層は本当にマッチしているのか」
「営業スタイルや評価制度が全く違う組織をどう連携させるのか」
「ITシステムの統合は想定内に収まるのか」
実行段階で直面する課題に対して検討が甘いと、シナジー効果は計画通りに実現せず、「話が違うじゃないか」という結果になることも。
デューデリジェンス(DD)では、財務諸表や契約書など、数値化できる情報の検証に偏りがちです。
しかし、本当に注意すべきなのは、組織文化、キーパーソンの存在、顧客との関係といった、数字には現れない「定性的な価値」や以下項目のような「見えないリスク」ではないでしょうか。
・ビジネスDD:「売上の8割が、社長個人の人脈に依存している」といった事業構造のリスク
・人事DD :「優秀なエンジニアが離職を検討している」といったキーパーソンの流出リスク
・ITDD :「基幹システムが老朽化し、数年以内に莫大な刷新コストがかかる」といった隠れた負債
M&Aの交渉は、しばしば経営者の冷静な判断を狂わせることもあります。特に、他にも買い手候補がいる競争環境下では「ここで引いたら負けだ」「この案件を逃したら次はない」といった感情から、合理的判断ができなくなってしまうことも。
また、長期間にわたる交渉で、多大な時間と労力を費やした結果、「ここまで来たら、もう後には引けない」というのも典型的なパターンではないでしょうか。その結果、客観的な企業価値を大幅に超える価格で買収をしてしまうことも。
過大な投資は、買収後の経営を圧迫する巨額の「のれん」となり、将来の業績が計画を下回ったときには、「のれんの減損」という形で企業の財務にダメージを与えることもあります。
M&Aを「結婚」に例えるなら、契約締結はゴールではなく、ようやくスタートラインに立ったに過ぎません。しかし、多くの企業が契約締結を終えたことに満足してしまい、その後の最も重要な統合プロセス(PMI)を軽視しがちです。
「統合後のことは、買収が決まってから考えよう」
「あとは現場がうまくやってくれるはず」
統合初日(Day1)に明確なビジョンが示されず、業務ルールも曖昧なままでは、現場は混乱し、期待したシナジーは生まれません。
PMIの準備不足は、M&A最大の失敗要因であるとも言えるのではないでしょうか。
制度やITシステムの統合などは、時間やコストをかければ可能です。しかし、正解のない「企業文化」の統合は、PMIでもっとも難しい部分なのではないでしょうか。
・スピードを重視するベンチャー文化と合意形成を重んじる大企業文化
・トップダウンの意思決定とボトムアップの意思決定
このような企業の価値観の違いは、社員同士の間に見えない壁を作り、溝を生み出すこともあります。
これらの問題を放置したり、一方の文化を無理やり押し付けたりすれば、深刻な反発は避けられません。その結果、組織の活力が失われ、最悪の場合、優秀な人材が会社を去っていくという結果になることも。
「過去に小さな買収を成功させたことがあるから、今回も大丈夫だ」
「外部の専門家は慎重すぎる。我々のビジネスセンスを信じるべきだ」
「現場の懸念は、単なる変化への抵抗に過ぎない」
こうした経営陣の姿勢は、客観的なリスク分析を妨げ、多様な意見を軽視することにつながります。
過去の成功体験に固執し、耳の痛い情報から目を背け、トップダウンでディールを進める。その先にあるのは、取り返しのつかない失敗かもしれません。
Q. M&Aが失敗した場合、どのようなリスクがありますか?
A. 「のれんの減損」による巨額損失や、人材流出のリスクがあります。 高値で買収したものの収益が上がらない場合、会計上の損失(減損処理)を迫られ、財務体質が一気に悪化します。また、優秀な社員が退職することで、事業継続そのものが危ぶまれるケースもあります。
Q. 失敗を防ぐために最も重要なプロセスはどこですか?
A. 「デューデリジェンス(買収監査)」と「PMI(統合プロセス)」です。 買収前の調査(DD)でリスクを洗い出し、買収後の統合(PMI)で早期に組織を安定させることが、成功の鍵を握ります。
Q. M&Aの成功率はどれくらいですか?
A. 一般的に「成功と言えるのは3割程度」と言われています。 ただし、これは準備不足のまま実施したケースも含んだ数字です。明確な戦略と十分な準備、専門家のサポートがあれば、成功率は大幅に高めることができます。
M&Aの失敗には共通のパターンがあります。これらを事前に理解し対策を講じることで、リスクはコントロール可能です。
アドバンストアイは、戦略策定からPMIまで一貫してサポートし、貴社のM&Aを「成功の3割」へと導きます。
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